事業者台帳とは?
本日もお越しいただき、ありがとうございます。
暫くぶりの更新となってしまいました。
題名の事業者台帳に関して少し書いてみたいと思います。
皆様の運送会社では新規で許可を取ったり、許可後に車両の増減車や営業所の追加、運行管理車・整備管理者の変更等で事業計画変更認可・届けを出しているかと思います。
(出していなかったら出してくださいね)
その内容を会社毎、営業所毎にまとめてあるものが「事業者台帳」となります。
各運輸支局の窓口で自社の現在の車両台数等の情報を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
紙ベースの書類は種類毎に保存期間が決まっており、期間が過ぎれば廃棄となりますが、紙に記載して提出した「情報」は運輸局に保存されます。
その「情報」を別様式にまとめたものが「事業者台帳」となります。
その事業者台帳。普通知る必要もないでしょう。と思われる方も多いと思います。
事業計画変更書類をきっちり保存されている会社様に取っては必要ありません。
しかしながら、事業計画変更書類を紛失してしまった、車両購入を数社のディーラーや中古車購入をしていて、申請を出したら車両数が合わないといったことはよく聞く話です。
また、自社の担当者が変わって、書類管理が今まで杜撰で最後にいつ事業計画関係を出したか分からず、一度整理したいといった事例もお聞きします。
そういった際に、情報公開請求をすることで開示してもらうことができます。
全ての情報がわかるわけではございません。
例えば運行管理者や整備管理者の名前。
こちらは個人情報となりますので、黒塗りになっております。
また、運賃変更届や役員の氏名等も出てきません。
こういった情報は、支局窓口にて聞いてみてください。
事業者台帳では、先述した現在の車両台数や車庫の位置・面積・道路幅員や、休憩所の面積、住所等、利用運送の有無、事業報告書・事業実績報告書の提出日も分かります。
実際の事業者台帳をお見せできれば一番良いのですが・・・当事務所の既存顧客様の情報を出すわけもいきませんので、ご容赦ください。
当事務所では、顧問先様の情報は漏れのないように年に一回は取得して確認するようにしております。
詳しくは、「情報公開請求」で検索してみてくださいね。
事業者台帳を請求した場合、情報公開まで約1ヶ月程度かかります。
適正化による巡回指導も動き出していますので、これを機に自社の情報も一度棚卸してみるのも良いかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。